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552 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2008/11/25(火) 17:05:16
「これ、恋人のカオリ」 初めて彼女をこの家に連れて来られた時、私はガツンと頭を殴られたような衝撃を受けた。 私とアキラが同棲し始めたのは6年前の事だ。 高校から一人暮らしを始めるアキラが、寂しいからという理由で昔から仲の良かった私を このマンションに半ば強制的に連行したのが始まりだった。 「はじめまして、カオリです。」 そう行儀よくお辞儀したカオリは、アキラにはちょっと勿体無い位可愛かった。 顔にも口にも出さなかったが、内心私は複雑だった。 私のほうがアキラを知ってる。笑っているときも落ち込むところも、この女より、よく知ってるのに。 アキラとカオリが付き合いだした馴れ初めは、たったひとつのキスかららしい。 元々大学で仲が良かった二人だが、ある日とうとうアキラの理性がぷっつり切れてキスをした。 これでカオリに万一ほかに好きな人でも居たら一大事というかシャレにもならないが、 強運にもカオリもアキラが好きだったらしい。目出度く両想いになったそうだ。 …たった、キスひとつで変わる関係なら、どんなに良かっただろう。 「な?言ってた通り可愛かったろ、『カオリちゃん』。」 カオリが帰った直後玄関を振り返って、自慢げにアキラがふふんと笑った。 ああ、可愛かったよ、長い間連れ添った私なんかよりあのコを選んだ位なんだから。…可愛くないと、納得いかない。 「拗ねんなよ、バカ」 よほど態度に出ていたのか、アキラは笑って、いつものように私に軽くキスを落とした。 …キス、たったひとつで、変わる関係だったら、どんなに、良かっただろう。 キスなんて何回もしているが、関係が変わったことなんて、ない。…なんだかふいに悔しくなって、 私は「みゃあ」と鳴いてやった。
× 思い出がいっぱい
388 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2008/11/21(金) 11:40:34
(^H^) (^H^) \(^O^)/ ミズー (^O^)人(^C^)人(^O^) ニサンカタンソー (^H^) (^H^) \ / (^C^)―(^C^) // \\ (^H^)―(^C^) (^C^)―(^H^) ベンゼーン \ / (^C^)=(^C^) / \ (^H^) (^H^) 219:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん 2008/11/19(水) 20:13:30 ID:uhkkB5F0
>>207 「陣場笛(じんばぶえ)」 古代中国は春秋戦国時代、燕の国の軍師院府麗(いんふれい)は、 当時では考えられない奇抜な戦法で戦う軍師であった。 その戦法の一つに、戦場にてある笛を吹き士気を鼓舞することにより 兵にやる気と無限大の力を湧かせ、止まらなくするという戦法がある。 彼はこの笛による戦法を「陣場笛(じんばぶえ)」と呼び、陣場笛を使った彼の兵は 「院府麗仏可打禍(いんふれいぶつかだか、院府麗の兵は仏を打ち据えることができるほどの禍(わざわい)だ)」 と呼ばれ、止めることのできないものであると恐れられたと言う。 なお、陣場笛を真似した鼓舞の方法は後世、戦太鼓・戦笛へと変わっていったことは言うまでもない。 また陣場笛を「じんじょうてき」と読み間違える者が多かったが、 かの諸葛孔明がこの読み間違いを憂い「これは"じんじょう"ではない」と言ったことが 「尋常でない」の語源となったことは非常に有名である。
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